2025.9.4まつり

新秋、まだまだ夏の香りが漂う日々、皆さまお元気でしょうか。
まつりは本来、自然の神に感謝して豊作や平穏を祈ってきた人々の儀式ですが、最近は地域おこしや、
文化復興を意識したものも多くなっています。 南信州の伊那市長谷中尾地区では、15年ぶりに復活した
昨年につづき「棚田まつり2025」が開かれました。 中学生の太鼓演奏に始まり、民話紙芝居グループが
地域に伝わる民話を上演、元気いっぱいの小中学生達が子ども神輿をかつぎ、チャリティオークションや
たのしい尻相撲大会、やぐらを囲んだ夕暮れの盆踊りなど、大人も子供も大変盛り上がっていました。
自然栽培の米作りを行っている農業法人 Wakka Agri(ワッカアグリ)さんが、山奥の限界集落の地域を
盛り上げようと開かれたまつりは、健やかな人々の笑顔で溢れました。そして60周年のまつり芸能集団、
伊那市の 田楽座 さんも、人々のこころに喜びをくれる素晴らしい活躍を見せていました。
また、北アルプス麓の松本市では城下町らしい街の賑わいの中、写真の 松本ぼんぼん が開催され初訪問。
普段とはちがう、街の一体感と団結力、人々の気合いを感じる夏の想い出となりました。
ふと思いたち、都心から向かえる箱根町。 自然を愉しみながらリラックスしたひと時を過ごせる温泉の町、
幾度か訪れたことがあるという方も、箱根登山電車から眺める四季ごとの風景に癒されたことでしょう。
有り難いことに、Hyatt Regency Hakone Resort and Spa 様の客室で長く新茶器をご愛用いただいています。
過日は CYA-POT と CYA-CUP を追加でお届けさせていただきました。和紅茶、ハーブティー、焙じ茶など、
背の高い大きな陶製のポットで、美味しいお茶を愉しむひと時をゆったりとお過ごしください。
金属などの茶こしを使わないシンプルな仕組みの茶ポットは、深い趣きとともに清潔感も感じられます。
この夏に緊張しつづけた身体を解きに、秋からの季節は箱根町を訪れてみてはどうでしょう。
2025.8.1信州の避暑地

暑中お見舞い申しあげます。
涼をもとめて、避暑地として人々が訪れる 軽井沢 も、それなりに陽射しの強さを感じました。
駅から程近い KARUIZAWA NEW ART MUSEUM では、世界的な建築家の展覧会を開催しており、
「隈研吾 : ランドスケープ アーキテクチャー」 にて多数の建築作品を拝見することができました。
丘・山・森・洞窟・物(プロダクト)からなる構成は見やすく、改めて知ることも多かったです。
木材や石などの素材をつかう隈研吾氏の建築物は、できる限り自然に寄り添ったものが多く、
その素材の要素を取り入れながら、周りの景観との調和を意識したものとなっていました。
丘や森をイメージしてデザインされた建築作品や、繊細な模型や映像なども見応えがありました。
涼やかな広い空間でゆったりと愉しめる、こちらの展覧会は 8月31日(Sun)まで開催中。
さて 本日より、瀬戸内の国際芸術祭は 夏会期 がスタートいたしました。 春に続きまして、
直島限定品の TOU-GLASS をベネッセハウスショップ様へお届けさせていただきました。
白石の彫刻のような有機的なかたちと、光を透すざらりとした感触の少し贅沢な陶器のグラスは、
こちらの直島でしか見られない海の色をうつわに映し、海外のゲストにも大変人気です。
島々の人の暮らし、そこに流れる風土、新鮮なアートを感じてこの夏を愉しんでいただきたいです。
ゆったりと滞在できる宿泊施設としてもおすすめの、Benesse House 様へぜひお出かけください。
夏季休業のお知らせです。
8月 9日(土)〜 17 (日)の期間は、出荷等をお休みさせていただきます。
ご注文内容にもよりますが、7日(木)午前10時までのご注文分は休み前に発送可能です。
公式オンラインショップ は受付していますので、以降のご注文分は 18日より順次発送いたします。
ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程お願いいたします。ご利用を心よりお待ちしております。
2025.7.10砂浜の枯山水

夕立が過ぎ去ったあとの涼風に、ふっと一息つく方も多いのではないでしょうか。
奈良吉野の銘茶、 緑茶(RYOKU-CHA kona)をお湯とともに茶筅で溶いていただきました。
こちらの被せ茶は7日ほど遮光して収穫するそうで、太陽の光りを遮断することで濃い緑色となり、
旨み成分のテアニンが多く含まれるため、渋みが少なくまったりとした深い旨味が魅力です。
里山の自然とともに育む、嘉兵衛本舗(Kaheehonpo)様の天日干し番茶・ほうじ茶も人気のようで、
いつの暮らしにも寄り添えるお茶づくりを守り続けている三姉妹の清らかな姿に、粋を感じます。
静かな浜辺でみた、天然の枯山水のような情景もこころに留めながら。
7月31日にOPEN予定、東京丸の内の実店舗様をご紹介いたします。洗練された雰囲気が漂う空間に、
青山のアートセンターSPIRAL があらたに展開する、 Spiral Garden 新丸ビル が誕生です。
ギャラリー・ショップ・カフェの3つの要素がゆるやかに響き合い、都市の公園をイメージした
奥行きのある空間となりそうです。暮らしに取り入れやすいアート作品や食器、インテリア小物など、
さまざまなアイテムが置かれるとのこと。アールピースの新茶器や、家族茶碗なども並びます。
お店の奥には、フィンランド・ヘルシンキにある北欧の人気カフェ「Cafe Aalto」が東京に初出店、
建築家アルヴァ・アアルトの世界観に浸りつつ伝統的なフィンランド料理をお楽しみいただけます。
東京駅、皇居外苑の二重橋前駅、大手町駅、いづれの駅からも徒歩圏内となります。
この夏も、ラグジュアリーな都市空間に柔らかくなごやかな涼風が吹きますよう。
光りを透すペンダントライト TOU-LIGHT は、ひとつづつ産地職人の手仕事で作られています。
成形の型をつかわずに職人の手で製作されることにより、シェードに微妙な厚みの差がうまれ、
自然の光りのようなグラデーションを愉しんでいただけます。土に含まれるガラス成分によって、
優れた透過性をもつ、白い陶製のうつくしい照明が焼き上がっています。
小さいサイズの Small は、只今欠品中です。 ( 7月末にSmallは再入荷いたしました )
Large は在庫がございますので、日常にやすらぎの空間を感じていただけましたら嬉しく思います。
2025.6.20初夏の風物詩

そろそろ夏至の候、少しでも涼やかな気持ちで暮らしたいと願うこのごろです。
控えめながら美しく咲きほこる紫陽花とともに、幻想的な光りをまとう蛍にも心癒されます。
六月入荷した製品も多く、ご予約いただいた店舗様とオンラインショップのお客様の手元へ、
毎日の出荷がつづいておりましたが今週末ようやく落ち着いてまいりました。
長くお待たせしてしまった方々には大変申し訳ございませんでした。
ご好評いただいているひとり用の急須、新茶器のKISETO(黄瀬戸)の器は、静岡浜松市の
星野リゾート 界 遠州 様へ過日お届けさせていただきました。非日常に過ごす旅人としても、
ご自宅でも気兼ねなく、ほっと一息ついてお茶の時間を気軽に愉しんでいただけたらと思います。
新しい風合いSHIRO・KUROのヒトリセットも大変ご好評いただいております。暑い季節には、
茶葉の上に氷をのせて少々の水を注ぎ、静かに待つとまろやかな美味しい冷茶をいただけます。
陶製のグラス TOU-GLASS は、手造りの製品ならではの生産が追いつかない状況がつづいており、
今月ようやく入荷しました Gray の色合いから早々に在庫がなくなっております。
柔らかい形状が美しい GOBLET Gray 、冷やした地酒や冷茶などに合う SAKAZUKI Gray の器は、
只今ストックに余裕がございますのでぜひご検討ください。白く透ける White&Gray のペアセット、
オリジナルの木箱に収まった Gift Set もご用意していますのでご覧いただければと思います。
穏やかな風土を感じる、東京武蔵野に本日オープンしました Spiral Market アトレ吉祥寺 。
生活とアートの融合をテーマに活動される素敵な空間は、日々の暮らしを豊かにするアートと雑貨の
セレクトショップです。光りを透す陶土をつかったグラス 限定色の SKY などをご依頼いただき、
木箱に納めたギフトセットとして、吉祥寺店のオープン日に何とか間に合わせることが叶いました。
手仕事のアートなグラスを、日常に愉しんでいただけましたら心満たされる思いです。
新茶器のSHIRO、家族茶碗のライスボウルも並んでいますので軽やかな気分でお出かけください。
近くにひろがる公園や池など開放感のある武蔵野エリアに、うつくしい空を描けますよう。
2025.6.4古都のいとなみ

周囲を山々に囲まれた古代の都、奈良(Nara)。日本という国そのものが、奈良からはじまり、
ヤマト政権が誕生してから約5世紀以上にわたり、奈良の地はこの国の中心となっていました。
京都ほど都市化の進んでいない奈良では、日本最古の歌集 万葉集のなかで歌われる山や川の景観が、
ほどよく保たれてきたようです。このたび 2026年の世界文化遺産候補となった、飛鳥の地 。
自身の足で歩き巡ってみるとお寺や神社、遺跡、古墳などが多く、想像力をはたらかせなくとも、
あたかも古代の情景に身をおいている感覚になります。巨大な天井石が露出した姿の 石舞台古墳 など、
1300年以上経ってもなお謎に満ちている飛鳥、ゆったりと訪れていただきたい場所です。
地域の人と話したなかでも多々の学びがあり、現代人が忘れてきてしまった日本人の原点ともいえる、
自然とともに生きる人々の営みをしづかに五感で味わうことができるかと思います。
久しぶりに訪れた 唐招提寺(Tōshōdaiji)は、国宝の建造物と、永くつづく美しい苔庭が印象的でした。
苦難の末に来日された唐の高僧、鑑真大和上 が開いたお寺、6月初旬の数日のみ特別開扉があるとのこと。
また奈良公園にある博物館では、最大規模となる国宝展を開催中です。漆黒にかがやく中宮寺のご本尊、
菩薩半跏像 は飛鳥時代の最高傑作のひとつ、古典的な微笑はどこまでも深く優しさを感じるものでした。
いくつもの時代を超え先人たちから伝えられた人の祈り、この国の文化を繋いでいる人々のこころも含め、
私たちのかけがえのない宝だと感じます。ぜひ日本の美をほがらかにお愉しみください。
奈良国立博物館 開館130年記念特別展 『超 国宝 ー祈りのかがやきー』
2025.4.19日(Sat) ー 6.15日(Sun)