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2023.6.8みずの流れ

 

大地に植えた紫陽花(Ajisai)が美しい時季となりました。

久しぶりに訪れた滋賀の信楽町にて、日頃お世話になっている懐かしいお顔に出逢うことが叶い、

陶製品を手がけている現場のようす、課題、そして持続可能性についても語り合うことが出来ました。

水の流れのように、長く信頼を寄せている産地とのお付き合いのなかでも気付くことは多々あり、

もちろん時代に合う物づくりを意識することは必要ですが、変わらない志を認識する大切さを感じました。

雨のなか2つの工房を巡り、発送作業をしている倉庫では製品の仕上がりを確認させていただき、

上がけの釉薬を調合している釉薬屋さんにも2度伺い、一日では抱えきれないほどの内容となりました。

信楽町の皆さま、本当にありがとうございました。

帰りに立ち寄った京都では、海外からの旅人も多く、祇園祭 前の落ち着いた賑わいを見せていました。

以前より、AR Piece(アールピース)製品を大切にお取り扱いいただいている店舗様へも伺い、

とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。品揃えもセンス良く、会話にも沢山の学びがありました。

 

瀬戸内海。香川の直島町も、1週間早く梅雨入りしたとのこと。

夏が近づいているためか、直島限定カラーのような「瀬戸内グリーン」の海になってきたそうです。

アートと暮らす直島のベネッセハウス パークに隣接し、草間彌生「南瓜」にもほど近い場所にある、

ベネッセハウス ショップ様 へ、海色の限定品をお届けいたしました。宿泊者以外の方も立ち寄れます。

おなじみ  TOU-GLASS の製品は、透過性のある土の風合いを生かしてつくられた陶器のグラスですが、

2種類の土を小さな団子状に丸めて、それを上下に重ね、職人の手で一気に挽きながら製作されます。

海色に染まった土と自然に混じり合い、偶然の出会いのなかで、美しい模様に仕上がっています。

凛とした有機的なかたちとともに、揺らめく空気感に触れることができる贅沢なグラスです。

身体があたたまる飲み物、ひんやりと口当たりよく冷やした冷茶や白ワインなどにお使いいただけます。

それぞれの個性を愉しみながら、心に触れるものを、ゆったりと選んでいただけると嬉しく思います。

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