2019.11.8光りの森
街路樹が秋色に染まるころ、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。全国各地で台風などの
様々な被害のニュースがあり、胸が痛みます。こころよりお見舞い申し上げます。
こちら南信州は大きな被害もなく、秋の催しなども開催され思い思いに賑わいを見せています。
過日行われた森のイベントでは、森を感じ、味わいながら、薪作りから音楽まで愉しむことができました。
東京の二子玉川公園で開催された 27th KINEKO国際映画祭 では、森の事業を基軸として活動する、
株式会社やまとわさんの新ブランド pioneer plants (パイオニアプランツ) が出店しました。
二年程前より、信州伊那谷のアカマツをつかった木製品のデザインをお手伝いさせて頂いていますが、
家の中でも、森の中でもお使いいただける、軽やかな無垢の家具です。
折りたためる椅子は座り心地よく、針葉樹のしなやかさと強さを備えた製品に仕上がっております。
私たちの住む日本は森の国。 奥深い山を背景にして、古くから森の民は木を切り、
暮らしの道具をつくり、そして森を育ててきました。
現代、暮らしのかたちが変化しても、木の底力を感じることがあります。
森ではマツ枯れなどの問題もある状況、60-70年育ってきた木材を使う時期にきています。
自然環境への意識が高まりつつある時代、これからの私達の身軽で心地よい暮らしのために、
光りが射す美しい森のために、今出来ることを一歩一歩進めていきたいと思っております。