2025.1.6ひとつの道
謹賀新年
おかげさまで南信州へ移り10周年を迎えました。
小さな日々の積み重ねがひとつの足跡となり、
大きな道へと繋がっていることを身に沁みて感じております。
皆さまのご健康と益々のご多幸をこころよりお祈り申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
年始、峰々の白さが増し、諏訪湖からながめる富士山はうつくしい姿でした。
ここ南信州の伊那谷に脈々とつながる家具専門店、フクロヤ家具 さまをご紹介します。
国内外の名作家具や、きちんと作られた椅子などを広い空間でゆっくりとご覧いただけます。
さまざまな製品の知識も広く深く、相談にのってもらえる信頼できる店舗さまです。
軽井沢や安曇野、蓼科、八ヶ岳周辺の原村などのお客様も多くいらっしゃるようです。
凛とした表情のペンダントライト TOU-LIGHT を、昨年末にご依頼いただきました。
ざらりとした白い陶土の手触りと、あたたかな自然の灯りの照明をお店で触れてご覧いただけます。
日々のお茶時間を愉しめる新茶器、 急須ヒトリセットKISETO(黄瀬戸)などもお届けしました。
創業69周年のお店では新春イベントを開催していますので、お近くの方、少し遠くからの方も、
ゆったりとお出掛けいただますと大変ありがたく思います。
袋屋家具新春初売り
場所: 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪12366-4 フクロヤ家具
開催期間: 2025. 1.2(木)〜 1.19(日)まで
同時開催: 日本の木のテーブル展
2024.12.11日本のいいところ
師走に入り、里山にもふんわりと雪が積もりました。
すぐにもう半日程で溶けてしまう雪でしたが、冬が到来したことを知りました。
ここ日本はどこに行ってもいいところばかり、写真は長良川と みんなの森 ぎふメディアコスモスです。
久しぶりに訪れた岐阜市では、お店などでたくさんの方々と会話をたのしみました。
自然の豊かさと恵み、おいしい水、土から生まれた米や野菜、これだけあれば人は十分暮らしていける。
そして衣服や道具、書物や音楽など、素敵な文化があれば気持ちも満たされていくように思います。
身近なものを愛でる、ちいさな愉しみがあれば日々うれしいなあと願いつつ、
気負わずに自分たちの感性でできることを発信しようとはじめた会社、アールピースファクトリー。
幸運にも、素敵な人たちや心ある店舗さまに恵まれながら、気がつけば来年18年目になります。
いつもあたたかく、大らかな気持ちで支えてくださる皆さま、ふと気にかけてくださる皆さま、
遠くから応援してくれている皆さま、心より本当にありがとうございます。
そこにある身近なものに価値を感じること、それを愉しめること、心が躍る Art piece を、
お届けしていくことが出来たらとても嬉しく思います。 プロダクトデザインの世界は、物やことの
デザインをすることが生業です。これからも自然との繋がりをたいせつに、人の手の温もりを感じる
日本製のライフスタイルプロダクトをお届けしていきたいと思っております。
秋から初冬にかけて、たくさんのご依頼をいただき誠にありがとうございます。
TOU-LIGHTのペンダントライト、新茶器の新しい色合いSHIRO・KURO、家族茶碗のライスボウル、
とくに海外の方に好評な陶グラス TOU-GLASS など、皆さまの暮らしの中へお届けしています。
冬季休業のお知らせです。
12.27(金) 〜 2025. 1.5(日) の期間は、出荷等をお休みいたしますので予めご了承ください。
ご注文内容にもよりますが、12.25(水)午前10時までのご注文品については年内発送が可能でございます。
オンラインショップは受付中ですので、以降のご注文分は 1.6(月)から順々に発送させていただきます。
皆さまには大変ご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。
この冬は寒くなりそうです、身体をやわらかく整えながら白い季節を朗らかに愉しみましょう。
来年もうれしい出逢いがありますよう心より願っております。
2024.11.5森と書籍
木枯らしが吹く季節となり、ここ南信州もゆっくりと木の葉が色づいてきました。
ふと夜空を見上げれば、星降る世界が、宇宙のいとなみを感じさせてくれます。
隣町にオープンした、森のなかを散策するように過ごせる体験型複合施設を訪ねました。
緑豊かな自然が広がる「くらすわの森」 は、自然と一体化したランドスケープが特徴的で、
木のぬくもりを感じながら、レストランやカフェ、マルシェ等をのんびりと楽しめます。
森の奥へと歩みを進めると、小さな八角形の木造建築でつくられた森のライブラリーがあり、
テーマごとにセレクトされた書籍やアート本など、約1000冊が並びます。
一歩踏み入れると木の香りに包まれ、本を片手に窓ぎわの小さなスペースに腰かければ、
大自然の中で感性がとぎ澄まされ、日々気づかない大切なものが見えてくるようです。
IRORI-BI(いろりび) は、ものづくりの “もったいない” を減らす、という想いから、
製作過程でどうしても良品としてお届けできないものを、新たなで用途で蘇らせています。
キャンドルを透ける器の中で灯すと、ほんのりと穏やかな情景が浮かびあたたかい時間が流れます。
身体とこころを解放し、ゆったりと長く静かな夜を過ごしていただけたら嬉しいです。
お茶どころの静岡、浜名湖にある星野リゾート 界 遠州さん へ 新茶器 KISETO を今週お届けします。
急須ヒトリ、小茶碗のうつわを宿泊施設のショップにてご覧いただけます。
茶の湯で愛されてきた KISETO(黄瀬戸)の色合いは、それぞれ独特な雰囲気で窯から生まれます。
ホテルのお部屋でも、落ちついた空間で 新色 SHIRO の急須などをお使いいただけます。
紅葉をながく愛でられる今秋、少しだけ遠くへ出かけてみてはいかがでしょう。
2024.10.3自然と文化とアート
ほのかに薫る、銀木犀(gin-mokusei)の小さな白い花の香りが漂う頃となりました。
秋に収穫したばかりのお米や栗、梨や林檎、キノコなど、自然からの恵みが美味しい時季です。
長野県大町市で開催されている、北アルプス国際芸術祭 2024 を訪ねました。水・木・土・空 がテーマ。
北アルプスの峰々からの豊かな湧き水に恵まれた、黒部ダムの入口として知られるのどかな田園都市では、
自然の景観、人々のくらし、文化や歴史に思いをめぐらせ製作した素晴らしい作品を観ることができます。
アーティストがこの地を訪れ、情景に共鳴したアートは、まるで美しい自然そのものを鑑賞しているような
不思議な気持ちになりました。森や湖を走るアートバスを利用すれば、奥地の作品や、昔ながらの風景も
同時に楽しめます。 移り変わっていく車窓の景色は、まさに自然が魅せるアートです。
かやぶき屋根が印象的な、築300年の古民家を舞台に展開するガラスのインスタレーション 記憶の眠り は、
過去・現在の記憶をもつという植物が、なつかしく神秘的な世界観のなかで永い眠りに入っていました。
しずかな木崎湖畔の森では、カナダ人の作品 ささやきは嵐の目のなかに で風に揺れるレンズの景色とともに、
私たちの身体から体験できること、自身の周りの世界を見る目を問いかけてくるようで感動を覚えました。
手と土との対話で描かれた、うつくしい形のペンダントライト TOU-LIGHT Small が入荷いたしました。
揺らめく光のグラデーションの中で、日々安らかに過ごすことができる心地のよい空間が生まれます。
あたたかな表情の光と、凛とした白い陶肌の趣きを愉しんでいただけますと嬉しく思います。
2024.9.6大地の清水
新秋の候、暑さが残りますが、少しづつ爽やかな風が吹く季節になってきました。
日々の暮らしのなか、美味しい水は生活を豊かにしてくれるものです。
山の清水、伏流水が湧きでる場所がいくつかあり、定期的に汲みにいくことが習慣になっています。
こちらは北八ヶ岳の蓼科周辺にある、山の岩間から湧き出る水で、とても冷たくて無味無臭、
喉ごしが良くさらっとした超軟水とのこと、地元の方も多く汲みに訪れるような穴場です。
煮沸した水が安心、冷やしていただいたり、淹れたお茶や珈琲はまろやかで雑味のない味わいに。
湧き水をつかって炊いたお米や季節の煮物なども、一味違ったふくよかな仕上がりになります。
大自然の恵みをいただくことで、その尊さ、環境保全の大切さをあらためて感じています。
皆さまに愛され、おかげさまで「新茶器」 の販売開始から15年ほど経ちました。
新たな色合い SHIRO・KURO が仲間入りして数ヶ月、たくさんのご注文ありがとうございます。
秋の始まりから、青山の Spiral Market 様にて新製品をご覧いただけるようになりました。
おなじく 二子玉川店、丸の内店、横浜赤レンガ倉庫店、大阪ルクアイーレ店のお店でも、
実際にお手に取ってご覧いただけますので、ご都合のよい際にぜひお立ち寄りください。
古くから伝わるシンプルな仕組みの「新茶器」は、編み目などの茶こしを使わずに、
番茶、ほうじ茶、煎茶、玄米茶、和紅茶、蕎麦茶、野草茶、多品種のハーブティーなど、
さまざまな茶葉を愉しんでいただける茶器です。洗いやすく衛生的にお使いいただけます。
個性的な味わいにそれぞれ焼き上がる、土から生まれた陶器としての風合いを愛でつつ、
うつわの景色としてもお愉しみいただけますと幸いです。
身体の緊張をほどき、ゆったりと美味しいお茶の時間をもっていただけますと嬉しく思います。
家族茶碗のライスボウル 単品・木箱付セットもお届けしましたので、併せてご覧くださいませ。