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2026.2.5早春の風

 

ここ南信州は、淡くほがらかな風が流れています。目には見えないですが浅い春を感じます。

南青山の Spiral Market 様などでご好評いただいている  家族茶碗ライスボウル につきまして、

真ん中のMサイズが欠品しており、現在製作中ですので 3月末頃に入荷予定でございます。

ほか、照明 TOU-LIGHT  Small は3月頃の入荷予定、 新茶器 の急須二人 SHIROは完売となります。

ご依頼いただいているなか大変お待たせして申し訳ございません。指先がかじかむ寒い時季にも

産地職人の手仕事でつくっておりますので、今しばらくお待ちいただきますようお願いいたします。

 

絵画などを鑑賞したり、展示された作品を間近で観ることができる美術展が多いなか、

ソル・ルウィット(1928-2007)の展覧会はどこか違った印象でした。会場全体が大きな作品のような、

思考やプロセスを重視した空間構成は、芸術のあり方など新しい視点を感じることができました。

こちらの20世紀後半を代表する米国出身のアーティストは、アイデアを主軸とする作品をとおして、

「芸術とは何でありうるか」という問いに向き合っています。

目に見える作品そのものではなく、作品を支えるアイデアや構造であり、それを形態へと移すための

仕組みやプロセスに主眼をおくということ。ウォール・ドローイング、立体や平面作品などを観ながら、

「アイデアは芸術を生み出す機械となる」という言葉がとても印象的でした。そして、アイデア自体を

特定の個人所有物とせずに、受け取ったすべての人と分かち合おうとする姿勢にも共感しました。

おなじような日常の振る舞いも、プロセスや環境を変えてみることで感じ方が変わってくるように、

お茶を淹れるという自身の行為もまた、アイデア次第でうれしくも面白くもなるということでしょうか。

 

SOL  LEWITT  OPEN  STRUCTURE     ソル・ルウィット  オープン・ストラクチャー

2025.12.25  THU   ー   2026.4.2  THU  (休館日あり)

東京都現代美術館 企画展示室1F  10:00   ー   18:00

2025.11.4町中のアート  

 

小春日和のころ、晩秋からの時季をほがらかに過ごすための冬支度も本番です。

ふと夜空を見上げると、冷たく澄んだ空気のなかで、こぼれ落ちるような美しい星空に心を奪われます。

 

久しぶりに訪れた東京。  いつも人々で賑わう都心をはじめ武蔵野周辺をたくさん歩きましたが、

大きく変化しつづける街のエネルギーと、慌ただしく移動する人のうごきに少々圧倒されました。

さまざまの場所で、人の手仕事のものを扱うイベントや、興味深いアート展などがつづいています。

新宿駅から2時間半ほど、諏訪湖をこえると信州伊那谷の入り口にあたる辰野町(Tatsuno-machi)に到着、

小さな町中にある、飛び飛びの空き家を活かしたトビチ商店街 では、ことしもトビチ美術館を開催中です。

暮らしの近くにアートや文化の拠点をつくり、空き家の不用品からインスピレーションを受けた作品たちを

ところどころで鑑賞できるイベントは、海外からのアーティストを待ちつつ盛り上がりに向かっている模様。

自然ゆたかな 辰野美術館にて、 一瀬大智展「まんなかにある」を観させていただきました。美しい色彩、

伸びやかな筆のうごきや新鮮なタッチに魅せられ、かろやかな多数のドローイングもゆっくり愉しめました。

古い倉庫をつかった 千田泰広氏 の作品《アナレンマ》では、膨大な手作業のようすに息をのみながらも、

暗闇のなかで生き物の様にうごく、白糸に映しだされた世界にしっとり浸ることができました。

こちらのイベント詳細は、下記のSNSなどでご確認くださいませ。

 

トビチ美術館  2025

開催場所:トビチ商店街(下辰野商店街界隈 | 長野県上伊那郡辰野町1705-1) JR辰野駅徒歩5-40分圏内

開催日程: 2025.11.1  Sat.  ー  12.28  Sun.

Instagram: tobichi_art

Facebook: トビチ美術館

2025.5.9棚田の風景

 

皆さま、健やかにお過ごしでしょうか。

GW期間は、暦通りに平日(月〜金曜)仕事をしておりましたが、沢山のお問い合わせやご依頼をいただき、

こころより感謝申し上げます。いつもご覧いただきありがとうございます。

こちら南信州では五月晴れがつづき、小さな村や町でも田植えの作業がはじまりました。

日本人の源であるお米を大切に、地産地消とともに、全ての人に農を体験してほしいと願うこの頃です。

 

九州の福岡市天神に、新しいお店が生まれましたのでご紹介いたします。

ギャラリー、カフェ、ショップを融合した  SPIRAL GARDEN の店舗様は3階の広いスペースにあり、

心地よい素敵な空間でゆったりとした時間を愉しむことができます。

ありがたい事に、こちらのお店で AR Piece の製品をお取り扱いいただいております。

「創造交差点」をコンセプトにした天神の ONE FUKUOKA BLDG. のオープンを記念しまして、

ただいま「Wonder Garden」展を開催中です。春に芽吹く、植物や動物などと出会ったときのような、

新しい発見や感動をさがしに、多彩なアーティスト作品にも触れていただければと思います。

お近くの方、少し遠くからの方も、新しい空間やアートなどで心を躍らせてくださると嬉しいです。

『アートうごめく!Wonder Garden』

福岡県福岡市中央区天神1丁目11-1  ONE FUKUOKA BLDG.  3F

2025.4.24(Thu)-  5.25(Sun)

2025.4.10美しい田舎町

 

すっかり春爛漫、ここ南信州の伊那谷はのどかな桜色の風景が広がっています。

大空から降りそそぐ雨で潤った植物は、これから伸びやかに生きる準備をしているようです。

 

年ごとの仕事も兼ねてヨーロッパの各地を巡っていた頃、イタリア、スイス、スペイン、フランス、

イギリス、ドイツ、ベルギー、スウェーデン、ベトナム、中国など、様々な国の文化に触れていました。

懐かしく20年程前の写真を眺めていると、南イタリアの プーリア州 を訪れたものに目が留まりました。

うつくしく穏やかなプーリア地方は、丘の上にある白壁の都市や、長い歴史のある農地につづく地中海の

海岸線でも知られています。 そのとき宿泊した農園は、アグリツーリズム として旅人を受け入れ、

イタリアの自然と豊かな環境、田舎の暮らしをそのままに温かいおもてなしを体験させていただきました。

彼らの農園でとれた野菜などで食を愉しみ、馬や動物との暮らし、ローカルな人々の触れ合いの時間を、

同じように感じることができた貴重なひと時でした。 いまも心にその時の温かな記憶が残っています。

いつも忙しい日本人の方々にこそ、アグリツーリズモを通して、美しい田舎の生活を体験していただき、

豊かな日々を過ごしてほしいと思います。日本の田舎町にもこのような宿が増えてきました。

 

来週から国際芸術祭がはじまる瀬戸内へ、TOU-GLASS の限定品を再びお届けさせていただきます。

この機会にぜひ、直島 にある Benesse House Shop 様へゆったりとお出かけください。

異なる地域での暮らしや風土、食文化、アートを体感しながら愉しむことができれば嬉しく思います。

2025.2.6早春の輪郭

 

早春のころ、寒波の影響でうっすらと小雪が舞いました。 まだまだ寒さ厳しい日々がつづきますが、

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

この春4月から開催される 瀬戸内国際芸術祭 2025  、瀬戸内の島々を舞台に春・夏・秋 3つの季節ごとに

さまざまな体験ができる 3年に1度の現代アートの祭典です。 香川県と岡山県にわたる瀬戸内海の島や、

沿岸部をふくむ広範囲のエリアで粋な作品やまちの風景を観て歩くことを愉しめることと思います。

直島新美術館  が5月31日に開館されるとのこと、ますます魅力的な地域となりそうです。

スタッフの方と一緒に作った TOU-GLASS 限定色、Benesse Art Site Naoshima (ベネッセアートサイト直島)

Benesse House Shop 様へ先月たくさんお届けさせていただきました。次回は4月頃に再入荷予定です。

直島でしか見られない海色に染まった陶器のグラスをとても気に入ってくださったフランス人のお客様が、

ご自宅をこの海色に染めて素敵なお部屋に作り替えてしまったとか..  産地の方々もふくめて大変感激しました。

石の彫刻のような凛としたかたちと触感で、お好みのものを召し上がっていただければ嬉しく思います。

かろやかな風が吹くころ、瀬戸内のアートの島々を旅してみてはいかがでしょう。

 

ここ南信州の伊那谷からさらに南へ2時間ほど、古くから景勝地として知られる天龍峡にある温泉旅館、

渓谷に佇む隠れ宿   峡泉(kyosen)様をご紹介させていただきます。以前にゆったりと滞在させていただき、

森の薫り、川の瀬音、深い谷をおよぐ清らかな風を頬に感じ、おいしい旬の料理も堪能いたしました。

まさに「南信州ガストロノミー」、その地域の食と文化の関わりを真摯に探究されたすばらしい食体験でした。

過日、新しい風合いの 新茶器  急須ヒトリセット SHIRO・KURO  をお届けさせていただきました。

侘び寂びをおもわせる陶製の小さな湯呑みと、ゆるやかに片手に納まる茶漉しのない急須などを、

フロント横の木棚にてご覧いただけますのでぜひ手に取ってみてください。

お宿に到着すると広々したラウンジで落ち着いた日本庭園を眺めることができます。ただひたすらに心を緩め、

その時ごとに光と色を湯面に映す、ほどよきとろみの療養泉を味わい尽くしていただければと思います。

秘境の岬や、趣のある深き渓谷の散策、川下り、ラフティング等 もめずらしい体験となりそうです。

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