2021.9.10
鈴虫の声
秋のはじまり。
ここ信州の伊那谷は朗らかな日々が続いております。夕暮れからの虫の鳴き声も涼やかな頃。
少し前のこととなりますが、東京 銀座にひっそりと佇む粋なお店 茶・銀座 (CHA・GINZA) さんで開かれた
「手の足も出ない 宝瓶30展」 にアールピース製品の 急須ヒトリ をご選定いただきました。
しみじみ、お茶を。ひとつは欲しい宝瓶 (Hōhin , Hōbin)が30点も揃ったそう。 一般的な茶こしを使わず、
茶葉をそのまま器の中に入れ、湯を注ぐスタイルの宝瓶は、究極にシンプルで自然の旨味を直に愉しめる道具。
掌で感じる、美味しいお茶をいただきながら、時の流れにこころを奪われてみては。
さて、ここでお知らせです。
長年ご愛好をいただいている一人用の 急須ヒトリ につきまして、IVORY・ BLACK と同様、
深みのある RED の蓋ガラスも琥珀色へ移り変わりました。上掛けの釉薬に鉄分を含むこの RED のうつわは、
まさに通好みの陶肌。蓋の取っ手にはリサイクルガラスを使用しております。 デスクワークや家事の合間に、
心地いい秋空でのアウトドアに、自分好みの茶葉を見つけ、一服してはいかがでしょう。
ゆったりと深呼吸。 爽やかな秋風に吹かれながら、歩いてみるのも良い季節です。