2016.7.7
地元の森の間伐材
七夕、この時季に輝く星もまた美しいものです。
世界的にみても、日本の都市周辺の空は明るすぎるほどですが、少し離れたしずかな南信州は、
深遠なる夜空と、清らかな川辺に生息するゲンジボタルの舞いを愉しめる場所が多く点在しています。
この二つのアルプスに囲まれた豊かな 伊那谷(Ina valley)は、
自然の森、里山の風景、豊富な水系に恵まれた人の暮らす穏やかな環境がととのっている地域です。
このたび、地元の森の間伐材をつかい、
歴史ある通り町商店街の老舗家具屋 伊原商店さんの店舗改装をお手伝いさせていただきました。
ワークショップ形式で、地元の森に育った天然アカマツを、店舗の床材としてランダムに敷き詰めていきました。
樹木に宿った、自然のパワーを驚くほどに感じて、
東京から参加してくれた多くの大学生、信州大学の学生、町の人々もずいぶんと癒されたようです。
日曜日に開かれた森カフェでは、アカマツの木製トレイで美味しい珈琲とクッキーをいただき、
心地よい空間としてのイメージが膨らむ、賑やかなひと時となりました。
リノベーションはまだ続きますが、沢山の人が集まるスペースとなるよう、ゆっくりと育って欲しいと思います。