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2022.1.6初風

謹賀新年

目に映る美しい自然の情景を眺めつつ、

皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

初々しい水、健やかな土、およぐ風、ながれる雲、うつくしい峰々に抱かれ、

心地よい暮らしとともに 2022年 を歩んでゆきたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

ここ信州伊那谷の、美しく穏やかな風景を生かしたものづくりが、

これからの長野県の自然環境も豊かにしていくことを信じて。

地元 やまとわ の皆さんと、里山と暮らしを美しくする家具「DONGURI FURNITURE」をつくりました。

新しい Webサイトが出来ましたので、ぜひご覧いただければ嬉しいです。

私たちアールピースファクトリーが、製品のデザイン設計をさせていただきました。

広がる里山に多く生えている樹種、コナラ、ミズナラ、クリ、クルミを使っています。

この一年の実りある暮らしを願いながら。

2021.12.22冬季休業のお知らせ

初雪は陽射しとともに消え、冬のひだまりが心地よく感じられる時季、お元気でお過ごしでしょうか。

日頃よりアールピース製品をご愛好いただき誠にありがとうございます。わたしたちが陶器の製品に

携わらせていただいて早12年、ここまで何とか続けることが出来たことを嬉しく思います。

もともと御縁のあった 六古窯 の産地、滋賀県の信楽町の方々にいま現在も支えられておりますが、

長くお世話になっている  紫香楽ラボさん をご紹介させていただきます。

信楽焼産地ではいくつかの窯元さんに、それぞれの製品の製作をお願いしていますが、

最近なかなか伺えない折も、職人さんとの細かい調整、製品の受け取り、むづかしい検品作業、

うつわの裏の削りなどなど、お客様のもとへお届けする梱包、発送までをご協力いただいております。

このような産地の方の丁寧な仕事があってこそ、安定した製品を日々お届けできています。

人の手仕事ですべて進められる焼きものは、素材である自然の土の状態や、都度の窯の状況もふくめ、

ひとつひとつの製品の焼き上がりが微妙に異なってきます。 おなじみの気軽にお茶を愉しめる新茶器は、

「伝統的な一本持ち手」を生かしたデザインにしていますが、写真のように逆さにしても立ち姿が美しく、

安定感のある急須として仕上がります。当初からの職人さんの粋なこだわりは、持ちやすさに繋がります。

あらためまして、お世話になっている皆様へ深く感謝を申し上げます。これからもよろしくお願いいたします。

 

冬季休業日のお知らせです。

12.29 (水) 〜 2022. 1.5(水) の期間は、出荷等をお休みいたしますので予めご了承ください。

ご注文内容にもよりますが、12月24日(金)正午までのご注文品については年内発送が可能でございます。

公式オンラインショップ は受付していますので、ご注文品は 1月6日以降に順々に発送させていただきます。

皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承の程よろしくお願いいたします。

ホリデーシーズンを温かなこころ持ちでお過ごしください。 どうぞよいお年を。

2021.12.10豊かな時間を

師走。 この間、読売新聞夕刊に掲載された記事をご覧いただいた皆さま、ありがとうございました。

沢山の方々から、陶器のグラスなどをご依頼いただいており大変嬉しく思っております。

ただいま欠品している製品もございますが、新しい年の1月中旬ころに入荷予定です。

 

長野県の軽井沢町で作られているクラフトビール、よなよなエールでお馴染みヤッホーブルーイングさんより、

日常を軽やかに生きる仲間へのメッセージとともに 甲信限定ビール「山の上ニューイ」が誕生しました。

レモングラスなどのハーブや、おだやかな森林を思わせる心地よい爽やかな香りで、なんと言っても美味しい。

間伐材を紙のように薄く削った素材、木目のうつくしい  信州経木Kyōgi)におつまみを乗せてどうぞ。

ここ近年、ますます移住者も増え、甲信(長野県・山梨県)らしい街並み・工芸・農産物などの文化に、

現代的なアレンジを加えた「モダナイズ」な取り組みが、それぞれの地域を活性化しているようです。

クラフトビールは缶のままではなく、TOU-GLASS のグラスに注ぐとさらに美味しくいただけます。

この時季はぜひ、ご自宅でちょっとだけ豊かな時間をお過ごしください。

2021.11.24軽やかに旅する

ぐっと寒くなった今週、鮮やかに色付いた木の葉が大地を舞っています。

自由に動き回れなかったここ2年程、皆さんはどのようなことを考え、日々を過ごしてきたでしょう。

過日、写真家の 石川直樹さん が伊那市を訪れ、トークイベント「軽やかに世界を旅する」が開催されました。

立ち見が出るほどの人気でしたが、石川さんはまったく気取らず、いつものように緩やかにお話を始めました。

好奇心をもち、自分の心が揺れ動くものを求めて旅に出たこと、その歩いた軌跡を写真とともに見ていると、

ただ知識としてではなく、自分の身体を通じて、未知のものに出会える愉しみを改めて学ばせて頂きました。

日常に埋もれてしまっていた自分の生きた心が、瞬く間に蘇って、静かに熱くなるものを感じました。

 

さて、読売新聞の上質なこだわりの逸品を紹介するコーナー いま風「ごほうび」 11月29日月曜日夕刊にて、

デザイナーの森井ユカ様よりご選定いただき、陶器のグラス  TOU-GLASS  GOBLET   が紹介されます。

少し甲高でワイングラスのような形状の GOBLET(ゴブレット)は、WINE・BEER・レモンティーなどの

飲みものを華やかな気分で愉しめるグラスです。 光りを透す白い肌目と、上品な口当たりで、

年末年始のハレの日にも、親しい仲間や友人との朗らかな時間をお愉しみいただけることと思います。

実際にご愛用いただいている森井様のリアルで軽快な文章とともに、ぜひご覧いただけますと嬉しいです。

 

※ ただいま沢山の方に TOU-GLASS をご注文いただいており、大変お待たせして申し訳ございません。

順々に発送していますので今暫くお待ちください。なお、GOBLET RED・ CUP RED につきましては、

生産終了となり完売いたしました。MUG REDSAKAZUKI RED は在庫がございますのでご依頼ください。

2021.11.1新製品のお知らせ

皆さま健やかにお過ごしでしょうか。

秋も深まり、過日訪れた八ヶ岳周辺の情景はとても美しく、朗らかな秋色に染まっていました。

 

木工職人さんとの出逢いからはじまった、新しい製品をご紹介させていただきます。

ここ信州(長野県)の自然のなかで育った木を使い、温かみのある 木製のオルゴール が生まれました。

丁寧に仕上げられた音の箱は、木目が美しく、優しい手触りです。

オルゴールの起源は、ヨーロッパの街中で、時を告げる鐘の音であったことに始まりますが、

原始的な仕組みにより奏でられる、どこか懐かしい素朴な音色は、こころの内に静かに響きます。

日常の気持ちのリセットや、睡眠前のリラックスタイムなどに、

大人のためのオルゴールとしても、澄んだ星空の響きをお愉しみいただければ嬉しいです。

2021.10.16美しく暮らす

気づけば暮らし方が変わり、軽やかな風のように生きる時代となりました。

わたしたちの祖先の様に、里山という自然を生かす、循環の中にある暮らし方が面白くなり始めています。

 

暮らしと里山を美しくする家具  「DONGURI  FURNITURE」  が誕生いたします。

長野県の 信州伊那谷の雑木林や、里山の広葉樹をつかい、里山の風景を守りたいという想いから、

(株)やまとわの新たな家具ブランド「DONGURI FURNITURE」が IFFTにて発表されます。

今回もワクワクしながら、アールピースファクトリーがデザイン・設計に参加させていただきました。

DONGURI FURNITURE (ドングリ・ファニチャー)は、里山の広葉樹をつかった無垢の天板と、

丈夫な丸脚を組み合わせ、住まいやオフィスにフィットする形を自由につくることができる家具です。

日本は世界有数の森林国にもかかわらず、国内で生産する多くの木製家具は輸入材でつくられ、

手入れが行き届かずに、荒れている森林も各所に見られます。わたしたちは、成長した地域の木を

適切に使うことが、豊かな森を未来へのこす第一歩に繋がると考えています。

ラインアップはテーブル・シェルフ・ベンチなど、高さや大きさを自由に変えて愉しめる製品です。

新しい働き方を実践しているやまとわさんのオフィス、ぜひ会場で森林の風を感じてみてください。

IFFT interiorlifestyle living

2021年 10月18日(月) ー  20日(水)

東京ビッグサイト (東京国際展示場) 南展示棟     ETHICALブース   2K-11

2021.9.10鈴虫の声

秋のはじまり。

ここ信州の伊那谷は朗らかな日々が続いております。夕暮れからの虫の鳴き声も涼やかな頃。

少し前のこととなりますが、東京 銀座にひっそりと佇む粋なお店   茶・銀座 (CHA・GINZA) さんで開かれた

「手の足も出ない 宝瓶30展」 にアールピース製品の  急須ヒトリ をご選定いただきました。

しみじみ、お茶を。ひとつは欲しい宝瓶 (Hōhin , Hōbin)が30点も揃ったそう。 一般的な茶こしを使わず、

茶葉をそのまま器の中に入れ、湯を注ぐスタイルの宝瓶は、究極にシンプルで自然の旨味を直に愉しめる道具。

掌で感じる、美味しいお茶をいただきながら、時の流れにこころを奪われてみては。

 

さて、ここでお知らせです。

長年ご愛好をいただいている一人用の  急須ヒトリ  につきまして、IVORY・ BLACK と同様、

深みのある RED の蓋ガラスも琥珀色へ移り変わりました。上掛けの釉薬に鉄分を含むこの RED のうつわは、

まさに通好みの陶肌。蓋の取っ手にはリサイクルガラスを使用しております。 デスクワークや家事の合間に、

心地いい秋空でのアウトドアに、自分好みの茶葉を見つけ、一服してはいかがでしょう。

ゆったりと深呼吸。 爽やかな秋風に吹かれながら、歩いてみるのも良い季節です。

2021.8.18美術の教科書

このたびの各地で発生している豪雨災害につきまして心よりお見舞いを申し上げます。

一日も早く復旧できること、安心して暮らせる平穏な日々がくることを願っております。

 

この春、日本文教出版様から発行された  中学校美術の教科書   が過日手元へ届きました。

アニメーションの背景画のもととなる美術ボードの絵より始まるフルカラーの美しい一冊は、

記憶にある頃の教科書とは異なり、さらに吟味された興味深い内容で構成されています。

「なぜか気になる情景」「墨と水の出会い」「人の暮らしを豊かに」「自然の美しさから生まれた」など、

10代の瑞々しい感性に呼びかけるような多くの言葉が印象的です。 絵、彫刻、デザイン、工芸を含め、

学びを支える資料として土の材料を記したページに、弊社の   新茶器  茶カップ   が掲載されました。

お世話になっている信楽焼産地の方々とともに、私たちも大変光栄に思っております。

ご選定いただいた教科書の編集に関わるすべての皆様へ感謝を申し上げます。

これからの日本を担う中学一年生の皆さんへ、少しでも何かのお役に立てることを願っています。

 

南青山にあるスパイラルマーケット+S   と アールピースが一緒に開発した温かみのある陶器のうつわ、

AR Piece +S  の   Legere (レジェール)   の製品を夏前にお届けさせていただきました。

ニュートラルで味わいのある仕上がり、土の焼き物ならでは柔らかさをお愉しみいただけますと嬉しいです。

日々を少しだけ豊かに、心地よく快適に過ごしていきたいという方も多いと思います、

健やかで前向きな心持ち、小さな暮らしの積み重ねをできるだけ大事にしていきましょう。

生き生きした食材が映えるテーブルウェアは穏やかな日常を愉しむきっかけを与えてくれることと思います。

2021.8.2夏季休業のお知らせ

 

暑中お見舞い申し上げます。

広々とした信州の伊那谷も暑い夏がやってきました、朝晩に吹く風はとても涼やかです。

開業から1周年を迎えた、伊那谷にある   一棟貸し古民家宿   nagare   さんをご紹介いたします。

田畑の風景の中にひっそりと佇む一軒家は、一日一組がゆったりと寛げる心地いい宿です。

オーナーのご夫妻は500日の世界一周を経て、この伊那谷に辿り着いたというお二人。

地元食材をつかった料理や庭でのBBQも愉しめ、オリジナルの無添加 100%りんごのジュースも扱っています。

今と昔、都会と田舎。 海外と日本、日常と非日常。

その間の「ながれ」に身をゆだねて、ゆっくりと、今ここだけの時間を過ごしていただけますと嬉しいです。

光りが透ける陶器のグラス  TOU-GLASS  CUP  茶皿 などのアールピース製品も宿でお使いいただけます。

nagareは「信州割 SPECIAL」に対応していますので、長野県の方はこの夏にぜひお出掛けください。

 

さて、夏季休業のお知らせです。

8月7日 (土)  〜  15 (日)  の期間は出荷等をお休みさせていただきます。

ご注文内容にもよりますが、4日(水)午前中までのご注文分は休み前に発送可能となります。

公式オンラインショップ  は受付していますので、ご注文品は 16日(月)以降に順次発送いたします。

ご迷惑をおかけしますがご了承のほどお願いいたします。 ご利用お待ちしております。

リラックスした夏のひと時を、緩やかにお愉しみくださいませ。

2021.6.10水鏡

六月、田んぼが生き生きとした表情を見せ、田植えをしたばかりの早苗田(sanaeda)が広がっています。

水面に太陽の光りがゆるやかに反射し、周りの里山の風景が美しく映える季節、

この田んぼが金色に染まり、お米が実るまで、農に携わる人たちの手間と根気がつづきます。

渡り鳥の サギ の繁殖地でもあるこの伊那谷は、ダイサギやアオサギなどの姿も多く見受けられます。

 

過日、ありがたいメッセージを頂戴いたしました。

この春に幼稚園へ入ったばかりの男の子、いつもどうしてもご飯を少し残してしまうのですが、

全部食べたらニコチャンのマークが見られるよと諭され、がんばって最後まで食べることが出来ましたと。

若いおかあさんからの優しい手紙に胸を打たれました。

こうして日々、ご家族で ライスボウル をお使いいただき新しい行動のきっかけになっている事を、

とても光栄に思います。自然の土の温もり、職人の手作業をぜひ五感で味わってください。

小さな命が誕生するたび、ひとつづつ家族茶碗を増やしてくださる方もいて嬉しい気持ちで一杯です。

単品とともに、3サイズが収まった木箱付SETなどもございますので、記念日や贈りものにもどうぞ。

健やかに平穏に暮らしていけることを願いつつ。いつもありがとうございます。

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