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2025.5.9棚田の風景

 

皆さま、健やかにお過ごしでしょうか。

GW期間は、暦通りに平日仕事をしておりましたが、たくさんのお問い合わせやご依頼をいただき、

こころより感謝申し上げます。いつもご覧いただきありがとうございます。

ここ南信州でも五月晴れがつづき、小さな村や町でも田植えの作業がはじまりました。

日本人の源であるお米を大切に、地産地消とともに、全ての人に農を体験してほしいと願うこの頃です。

 

九州の福岡市天神に、新しいお店が生まれましたのでご紹介いたします。

ギャラリー、カフェ、ショップを融合した  SPIRAL GARDEN の店舗様は3階の広いスペースにあり、

心地よい素敵な空間でゆったりとした時間を愉しむことができます。

ありがたい事に、こちらのお店で AR Piece の製品をお取り扱いいただいております。

「創造交差点」をコンセプトにした天神の ONE FUKUOKA BLDG. のオープンを記念しまして、

ただいま「Wonder Garden」展を開催中です。春に芽吹く、植物や動物などと出会ったときのような、

新しい発見や感動をさがしに、多彩なアーティスト作品にも触れていただければと思います。

お近くの方、少し遠くからの方も、新しい空間やアートなどで心を躍らせてくださると嬉しいです。

『アートうごめく!Wonder Garden』

福岡県福岡市中央区天神1丁目11-1  ONE FUKUOKA BLDG.  3F

2025.4.24(Thu)-  5.25(Sun)

2025.4.10美しい田舎町

 

すっかり春爛漫、ここ南信州の伊那谷はのどかな桜色の風景が広がっています。

大空から降りそそぐ雨で潤った植物は、これから伸びやかに生きる準備をしているようです。

 

年ごとの仕事も兼ねてヨーロッパの各地を巡っていた頃、イタリア、スイス、スペイン、フランス、

イギリス、ドイツ、ベルギー、スウェーデン、ベトナム、中国など、様々な国の文化に触れていました。

懐かしく20年程前の写真を眺めていると、南イタリアの プーリア州 を訪れたものに目が留まりました。

うつくしく穏やかなプーリア地方は、丘の上にある白壁の都市や、長い歴史のある農地につづく地中海の

海岸線でも知られています。 そのとき宿泊した農園は、アグリツーリズム として旅人を受け入れ、

イタリアの自然と豊かな環境、田舎の暮らしをそのままに温かいおもてなしを体験させていただきました。

彼らの農園でとれた野菜などで食を愉しみ、馬や動物との暮らし、ローカルな人々の触れ合いの時間を、

同じように感じることができた貴重なひと時でした。 いまも心にその時の温かな記憶が残っています。

いつも忙しい日本人の方々にこそ、アグリツーリズモを通して、美しい田舎の生活を体験していただき、

豊かな日々を過ごしてほしいと思います。日本の田舎町にもこのような宿が増えてきました。

 

来週から国際芸術祭がはじまる瀬戸内へ、TOU-GLASS の限定品を再びお届けさせていただきます。

この機会にぜひ、直島 にある Benesse House Shop 様へゆったりとお出かけください。

異なる地域での暮らしや風土、食文化、アートを体感しながら愉しむことができれば嬉しく思います。

2025.2.6早春の輪郭

 

早春のころ、寒波の影響でうっすらと小雪が舞いました。 まだまだ寒さ厳しい日々がつづきますが、

皆さまいかがお過ごしでしょうか。

この春4月から開催される 瀬戸内国際芸術祭 2025  、瀬戸内の島々を舞台に春・夏・秋 3つの季節ごとに

さまざまな体験ができる 3年に1度の現代アートの祭典です。 香川県と岡山県にわたる瀬戸内海の島や、

沿岸部をふくむ広範囲のエリアで粋な作品やまちの風景を観て歩くことを愉しめることと思います。

直島新美術館  が5月31日に開館されるとのこと、ますます魅力的な地域となりそうです。

スタッフの方と一緒に作った TOU-GLASS 限定色、Benesse Art Site Naoshima (ベネッセアートサイト直島)

Benesse House Shop 様へ先月たくさんお届けさせていただきました。次回は4月頃に再入荷予定です。

直島でしか見られない海色に染まった陶器のグラスをとても気に入ってくださったフランス人のお客様が、

ご自宅をこの海色に染めて素敵なお部屋に作り替えてしまったとか..  産地の方々もふくめて大変感激しました。

石の彫刻のような凛としたかたちと触感で、お好みのものを召し上がっていただければ嬉しく思います。

かろやかな風が吹くころ、瀬戸内のアートの島々を旅してみてはいかがでしょう。

 

ここ南信州の伊那谷からさらに南へ2時間ほど、古くから景勝地として知られる天龍峡にある温泉旅館、

渓谷に佇む隠れ宿   峡泉(kyosen)様をご紹介させていただきます。以前にゆったりと滞在させていただき、

森の薫り、川の瀬音、深い谷をおよぐ清らかな風を頬に感じ、おいしい旬の料理も堪能いたしました。

まさに「南信州ガストロノミー」、その地域の食と文化の関わりを真摯に探究されたすばらしい食体験でした。

過日、新しい風合いの 新茶器  急須ヒトリセット SHIRO・KURO  をお届けさせていただきました。

侘び寂びをおもわせる陶製の小さな湯呑みと、ゆるやかに片手に納まる茶漉しのない急須などを、

フロント横の木棚にてご覧いただけますのでぜひ手に取ってみてください。

お宿に到着すると広々したラウンジで落ち着いた日本庭園を眺めることができます。ただひたすらに心を緩め、

その時ごとに光と色を湯面に映す、ほどよきとろみの療養泉を味わい尽くしていただければと思います。

秘境の岬や、趣のある深き渓谷の散策、川下り、ラフティング等 もめずらしい体験となりそうです。

2025.1.6ひとつの道

 

謹賀新年

おかげさまで南信州へ移り10周年を迎えました。

小さな日々の積み重ねがひとつの足跡となり、

大きな道へと繋がっていることを身に沁みて感じております。

皆さまのご健康と益々のご多幸をこころよりお祈り申し上げます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

年始、峰々の白さが増し、諏訪湖からながめる富士山はうつくしい姿でした。

ここ南信州の伊那谷に脈々とつながる家具専門店、フクロヤ家具 さまをご紹介します。

国内外の名作家具や、きちんと作られた椅子などを広い空間でゆっくりとご覧いただけます。

さまざまな製品の知識も広く深く、相談にのってもらえる信頼できる店舗さまです。

軽井沢や安曇野、蓼科、八ヶ岳周辺の原村などのお客様も多くいらっしゃるようです。

凛とした表情のペンダントライト TOU-LIGHT  を、昨年末にご依頼いただきました。

ざらりとした白い陶土の手触りと、あたたかな自然の灯りの照明をお店で触れてご覧いただけます。

日々のお茶時間を愉しめる新茶器、 急須ヒトリセットKISETO(黄瀬戸)などもお届けしました。

創業69周年のお店では新春イベントを開催していますので、お近くの方、少し遠くからの方も、

ゆったりとお出掛けいただますと大変ありがたく思います。

 

袋屋家具新春初売り

場所: 長野県上伊那郡箕輪町大字中箕輪12366-4   フクロヤ家具

開催期間: 2025. 1.2(木)〜   1.19(日)まで

同時開催: 日本の木のテーブル展

2024.10.3自然と文化とアート

 

ほのかに薫る、銀木犀(gin-mokusei)の小さな白い花の香りが漂う頃となりました。

秋に収穫したばかりのお米や栗、梨や林檎、キノコなど、自然からの恵みが美味しい時季です。

 

長野県大町市で開催されている、北アルプス国際芸術祭 2024  を訪ねました。水・木・土・空 がテーマ。

北アルプスの峰々からの豊かな湧き水に恵まれた、黒部ダムの入口として知られるのどかな田園都市では、

自然の景観、人々のくらし、文化や歴史に思いをめぐらせ製作した素晴らしい作品を観ることができます。

アーティストがこの地を訪れ、情景に共鳴したアートは、まるで美しい自然そのものを鑑賞しているような

不思議な気持ちになりました。森や湖を走るアートバスを利用すれば、奥地の作品や、昔ながらの風景も

同時に楽しめます。 移り変わっていく車窓の景色は、まさに自然が魅せるアートです。

かやぶき屋根が印象的な、築300年の古民家を舞台に展開するガラスのインスタレーション 記憶の眠り は、

過去・現在の記憶をもつという植物が、なつかしく神秘的な世界観のなかで永い眠りに入っていました。

しずかな木崎湖畔の森では、カナダ人の作品 ささやきは嵐の目のなかに で風に揺れるレンズの景色とともに、

私たちの身体から体験できること、自身の周りの世界を見る目を問いかけてくるようで感動を覚えました。

 

手と土との対話で描かれた、うつくしい形のペンダントライト  TOU-LIGHT Small  が入荷いたしました。

揺らめく光のグラデーションの中で、日々安らかに過ごすことができる心地のよい空間が生まれます。

あたたかな表情の光と、凛とした白い陶肌の趣きを愉しんでいただけますと嬉しく思います。

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