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2021.9.10鈴虫の声

秋のはじまり。

ここ信州の伊那谷は朗らかな日々が続いております。夕暮れからの虫の鳴き声も涼やかな頃。

少し前のこととなりますが、東京 銀座にひっそりと佇む粋なお店   茶・銀座 (CHA・GINZA) さんで開かれた

「手の足も出ない 宝瓶30展」 にアールピース製品の  急須ヒトリ をご選定いただきました。

しみじみ、お茶を。ひとつは欲しい宝瓶 (Hōhin , Hōbin)が30点も揃ったそう。 一般的な茶こしを使わず、

茶葉をそのまま器の中に入れ、湯を注ぐスタイルの宝瓶は、究極にシンプルで自然の旨味を直に愉しめる道具。

掌で感じる、美味しいお茶をいただきながら、時の流れにこころを奪われてみては。

 

さて、ここでお知らせです。

長年ご愛好をいただいている一人用の  急須ヒトリ  につきまして、IVORY・ BLACK と同様、

深みのある RED の蓋ガラスも琥珀色へ移り変わりました。上掛けの釉薬に鉄分を含むこの RED のうつわは、

まさに通好みの陶肌。蓋の取っ手にはリサイクルガラスを使用しております。 デスクワークや家事の合間に、

心地いい秋空でのアウトドアに、自分好みの茶葉を見つけ、一服してはいかがでしょう。

ゆったりと深呼吸。 爽やかな秋風に吹かれながら、歩いてみるのも良い季節です。

2021.7.15信州の夏

梅雨明けも間近、皆さまお元気でしょうか。

信州を愛する大人の情報誌 [KURA]  7月号にアールピースファクトリーが製品デザインと設計をお手伝いする

地域材の家具ブランド 「 pioneer plants (パイオニアプランツ) 」が紹介されました。

長野県の別名として親しまれている信州という呼び方は、信州人のアイデンティティを映すそのもの、

いま自転車が熱い信州の旬の情報や、これからの夏にふさわしい楽しい特集が組まれています。

「pioneer plants」 の家具が、信州伊那谷の針葉樹 アカマツにこだわる理由は素材としてだけでなく、

自然に生えるアカマツを枯らしてしまう「マツ枯れ病」という病気が拡がっていること。

病気になってしまったアカマツは、被害の拡大を抑えるために薬品処理するか焼却処分されることしかできず、

材木として使うことができないといわれます。 そこで私たちは、まだ元気なアカマツを使って、

枯れる前に新しい命を吹き込みたいという想いで家具をつくることに。このように次の価値を生み出し、

いまの暮らしと森を繋ぐことを目指して家具づくりを行っています。 家の中でも外でも活躍する、

大人も座れる折りたたみのチェア mini、スツール、テーブル Large も新製品として登場しています。

 

同じくアカマツを薄く削った 信州経木(Shinshu kyo-gi)は日本伝統の包装材、

耳に聞きなれない経木ですが、抗菌や調湿の効果もあり機能性に優れている懐かしい自然素材。

昔の暮らしから学びを得て、おにぎりを包んだり、肉魚料理に敷いたり、パンの冷凍保存にも最適です。

脱プラスチック社会にも繋がる天然の素材は、これからの暮らしにヒントを与えてくれそうです。

本日7月15日(木)、東京FMラジオ放送局 J-WAVEの番組   “ JAM THE PLANET ”  に一緒に活動している

株式会社やまとわ の奥田様が出演します。20:30頃の出演予定ですのでお聴きいただけると嬉しいです。

2021.5.13祈りの花火

立夏の候、皆さまお元気でしょうか。

日本には古来より、日々の暮らしのなかに「祈り」の文化がありました。

その昔、江戸時代には「祈り」のシンボルとしてそこに花火が存在していたようで、

花火の原点に「祈り」があるということを  和火師の佐々木厳 さんからお聞きしました。

五月のある夜、空高く伸び朽ちてきていた  樹齢310年の榧(kaya)の木 の炭をつかった、

この榧の大きな命と、伝統的な製法で仕上げた想いの籠もった和火に感動いたしました。

和火(wabi)とは、線香花火のような暗めの橙色の花火のことで、

昨今の煌びやかで色鮮やかな花火とはまた異なり、不思議な魅力と趣きがあります。

川辺の暗闇で和火の音を聴き、咲きほこり舞う炎を見ているだけで気持ちが落ち着きました。

祖先が望んできたであろう平穏で心豊かな暮らしをこれからも守り続けるため、

自然と共に生きる、日本人のこころを癒やす文化を大切にしていきたいと思うこの頃です。

 

さて、日頃はアールピース製品をご愛好いただきまして感謝申し上げます。

線香花火の自然の灯りをイメージしてつくられた手造りの照明  TOU-LIGHT も入荷しております。

長らく欠品していた 急須一人 BLACK  が先日入荷しまして、現在は製品が整っております。

ほか 急須一人 IVORY は一時品切れとなっていますが、一週間ほどで焼き上がる予定です。

お待たせして恐縮ですが、入荷まで今しばらくお待ちくださいませ。

人と自然との繋がりを感じながら、美しい時代を重ねていけますよう願いを込めて。

2021.4.22軽やかな家具

若葉が美しい季節となり、春の光りを浴びながら野山を散策したい今日この頃です。

「家で過ごすこと」と同時に 「アウトドア」 への関心も高まりつつある昨今、

屋外でも活躍する道具たちを、もっと暮らしの中に取り入れてみませんか。

無垢材でできた軽やかな椅子をはじめ、自然素材ならではの質感や持ち運びやすさを備えたものたちは、

家の中でもゆったりと心地よい時間をもたらしてくれます。

信州伊那谷のアカマツを使用した、無垢の家具ブランド   pioneer  plants|パイオニアプランツ  は、

どのアイテムも片手で持ち運べるほどに軽い、しなやかな木の特徴を活かしたポータブルファニチャー。

日常は家の中、天気の良い日には外や森の中に持ち出して使うことができるのでとても快適です。

写真の Chair mini も人気、この製品デザインや設計等をアールピースファクトリーがお手伝いしています。

数十年前、国策により多く植えられた地域の森の木を、いまの暮らしに取り入れることは、

日本の森林課題の解決や、豊かな地球を未来へ残す、具体的なアクションの第一歩となります。

暮らしと森をつなぐ pp製品は、暮らしをもっと自由に、身軽に、そして創造する未来への希望です。

 

ただいま銀座にて、実際にご覧いただけますので緩やかにお立ち寄りください。このフェアを通して、

身軽で心地よい暮らしを少しでも体感いただけると嬉しいです。オンラインストアでもご購入可能です。

同時開催中のフェア 「素材を愉しむ新生活:木」 もご一緒にどうぞ。

【フェア】 気軽で豊かな道具たち

会期: 2021年04月12日(月) ー 06月03日(木)

場所: 銀座  蔦屋書店 文具売場 (GINZA SIX  6F)

お問い合わせ先: 03-3575-7755

2020.11.6文化

山林に立つ樹の葉が色づき、眩いばかりの秋色に街全体が染まる季節、

ここ信州の伊那谷では秋のイベントが開催され、徐々に人々の活気を取り戻しつつあります。

 

さて、日常にお茶を気軽に愉しめる新茶器は、おかげさまで販売を開始して10周年を迎えました。

皆さまに引き続き、ほっと一息つける日本のお茶の文化を身近に感じて欲しいと願っております。

もっと気軽にお茶を淹れる時間や所作ごとをゆったりと愉しんでいただければ嬉しく思います。

そこで今年12月頃より、急須の蓋のガラス色を 「琥珀色」 へと衣替えすることとなりました。

より落ち着いた雰囲気の茶道具となり、わびさびの趣きと旅情を感じる製品となります。

12年前、家族との団欒から生まれた新茶器は、一つの急須でさまざまな茶葉を気軽に愉しめたら良いなあ

という想いから創造した品です。そのころ偶然訪れた 信楽焼 産地の方が淹れてくれたこころ温まるお茶は、

茶こしを使わない絞り出し方式の急須を使った、自然の茶葉そのものの旨味を感じる美味しいものでした。

古来から伝わる構造はそのままに、現代の暮らしに合った雰囲気に私達がデザインさせていただき、

11年目に入った今も型を使わず、ろくろ挽きで一つ一つ造られた品は人の味わいを感じる人気の製品です。

各色ごと今の在庫がなくなり次第に、新しい仕様のものをお届けさせていただく予定でございます。

 

ものづくり産地のご支援とご協力があるからこそ  MADE IN JAPAN の志しを守り続けられることに、

改めましてこころより感謝を申し上げます。どうぞ末長く、これからもよろしくお願いいたします。

それぞれの想いが琥珀色に染まり、心安らかな暮らし方が生まれることを願いつつ。

2020.4.7春の香り

ここ里山では、桜やコブシ、水仙、スミレ、ムスカリなどが美しく凛と咲いています。

皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

 

東京の神楽坂にあるセレクトショップ  AKOMEYA TOKYO in la kagū   さんにて、家の中でも、森の中でも

お使いいただける軽やかな家具   pioneer plants(パイオニアプランツ) のお取り扱いがはじまります。

この状況の中で残念ながら、こちらのお店も4月8日から臨時休業に入ることとなりましたが、日本全国の

こだわりが詰まった製品を通してすべての人と幸せを分かち合いたいという願いをもつ素敵な場。よきご縁で、

製品のデザイン設計をお手伝いさせて頂いた、信州伊那谷の森からの想いが詰まったプロダクトとなります。

 

世界中のすべての人にとって新しい生き方が求められている時代、いま自分に何ができるのか、

豊かに生まれた時間をつかい、ひとりひとりが考えてみることも必要なのだと感じます。

日々、家の中でできる今までチャレンジしていなかったことに挑戦してみたり、

この不自由な暮らしの中で思ったこと、気づいたことを NOTE に書き出してみるのもおすすめです。

一日でも早い収束を願いつつ、くれぐれもご自愛くださいませ。

2020.2.4立春

春のはじまりを意味する立春の日、暖かな陽射しが庭にそそがれています。

今冬、ここ南信州では一面が白い雪で覆われた風景はまだ見ていないのですが、

写真の八ヶ岳周辺など、標高の高い場所では凛とした美しい銀世界が広がっていました。

 

このたび、南信州の天龍峡に佇む御宿、峡泉(kyousen)  さんが日本の小宿10選に選ばれました。

日常を忘れられる、リセット宿。 として文藝春秋の「CREA」2020年2・3月合併号に掲載されています。

お部屋で使われている茶道具はアールピース製品の 新茶器 ですが、こちらも一緒に載っております。

取材に来られた編集者の方も 「幸せで美しく十全たる時間」 と絶賛してくださったそうです。

窓の外に広がる絶景の渓谷を眺め、自然の気を感じる神秘的な湯、ゆるやかに流れる時間など、

いつもの日常とはまるで違う別世界に身をおけば、こころに新鮮な風が吹き抜けます。

眠っていた五感を解放し、身体いっぱいに旅を愉しんでいただけたら嬉しく思います。

2019.11.8光りの森

街路樹が秋色に染まるころ、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。全国各地で台風などの

様々な被害のニュースがあり、胸が痛みます。こころよりお見舞い申し上げます。

こちら南信州は大きな被害もなく、秋の催しなども開催され思い思いに賑わいを見せています。

過日行われた森のイベントでは、森を感じ、味わいながら、薪作りから音楽まで愉しむことができました。

 

東京の二子玉川公園で開催された  27th  KINEKO国際映画祭 では、森の事業を基軸として活動する、

株式会社やまとわさんの新ブランド  pioneer plants (パイオニアプランツ) が出店しました。

二年程前より、信州伊那谷のアカマツをつかった木製品のデザインをお手伝いさせて頂いていますが、

家の中でも、森の中でもお使いいただける、軽やかな無垢の家具です。

折りたためる椅子は座り心地よく、針葉樹のしなやかさと強さを備えた製品に仕上がっております。

 

私たちの住む日本は森の国。 奥深い山を背景にして、古くから森の民は木を切り、

暮らしの道具をつくり、そして森を育ててきました。

現代、暮らしのかたちが変化しても、木の底力を感じることがあります。

森ではマツ枯れなどの問題もある状況、60-70年育ってきた木材を使う時期にきています。

自然環境への意識が高まりつつある時代、これからの私達の身軽で心地よい暮らしのために、

光りが射す美しい森のために、今出来ることを一歩一歩進めていきたいと思っております。

2019.7.16京の文化

気候が定まらない梅雨空のなか、文化に触れる旅へ出掛けました。

行き交う人もどこか和やかな京都は、日本三大祭りの一つ、祇園祭(Gionmatsuri)の真っ最中。

千年以上の歴史をもつ、7月の1ヶ月間にわたって多彩な祭事が行われる八坂神社の祭礼は、

大勢の人々が訪れ、京の街は熱気に包まれていました。 伝統技法の 「縄がらみ」で、

釘を一本も使わず組み立てる、鉾建て(Hokotate)も通り沿いで間近に見ることができました。

賑わう街を少し離れ、日本庭園美の集大成とも言われる回遊式の庭園、桂離宮  へ入ることが叶い、

江戸時代初期当時の朝廷文化の粋、茶室への動線や時間の流れを愉しむ文化を目の当たりにしました。

また銀閣寺の近く、哲学の道を歩きながら銀鶴堂(Ginkakudo)へもお出掛けいただけると嬉しいです。

ほか、美しいハンドメイドの絵本をつくる南インドの小さな出版社、タラブックスの展覧会もぜひ。

世界をかえる美しい本   インド・タラブックスの挑戦

日時 2019.6.25 tue ー 8.18 sun

場所 京都  細見美術館

2019.6.21八ヶ岳の風

夏至のころ、北半球にある日本では一年でもっとも昼が長く、夜が短い一日。

過日訪れた八ヶ岳の周辺は、ゆるやかな清々しい空気に包まれていました。

写真は大自然の中に建てられた中村キース・ヘリング美術館、80年代アメリカンポップアートを代表する

アーティスト、キース・ヘリングの作品を展示する世界で唯一の美術館です。

大胆で鋭い感性の建築は、まさに希望や夢、生命のエネルギーを体感していただける大人の空間でしょう。

こちらの芸術作品から優雅な自然風景の鑑賞、スポーツなどのアクティビティ、SPAなどを有する

小渕沢アートヴィレッジ が手掛ける、京都のギフトショップ「銀鶴堂」がリニューアルオープンいたします。

新しい店内は  “変わりゆく季節”  をコンセプトに、訪れるゲストのみなさまの暮らしに寄り添う

LIFE  STYLE  SHOP となります。 少し贅沢な陶器のグラス TOU-GLASS、

新茶器の木箱SETも店頭に並びますので、哲学の道を散策しながらぜひお出掛けください。

オープン日: 6月29日(土)

営業時間: 10:00 – 17:30

店舗名: 銀鶴堂 (GINKAKUDO)

住所: 京都府京都市左京区浄土寺石橋町58

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