2019.10.1
信州と信楽
秋の七草のひとつ、尾花(obana)とも呼ばれるイネ科のススキが風に揺らめいています。
写真は、ここ長野県の信州伊那谷(Shinshu-inadani) を里山から眺めた様子ですが、
3000m級の中央アルプスと南アルプスに守られた穏やかな地域は、風の吹きぬける美しい地形です。
さて、お知らせです。 既にご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
NHK連続テレビ小説 では、今週から滋賀県の信楽(Shigaraki) を舞台とした物語がスタートしています。
陶芸家として道を切り開いていく女性陶芸家がヒロインなのですが、
戦後の日本の暮らしぶりや、貧しくものがない時代につよく明るく生きる人々が描かれています。
焼物の町であった信楽は、当時、全国随一の 火鉢(Hibachi) の生産地でした。
現在、私達がデザインさせていただいている陶製品は全て、信楽焼の方々により製作され流通しています。
信楽のまちを散策しながら楽しめる 「ぶらり窯元めぐり」 が毎年開催されている風情のある地域です。
ご縁があり、長年お世話になっている信楽焼のことを、是非知っていただければと願っております。