2015.2.4
東洋のスイス
「東洋のスイス」と呼ばれる長野県の諏訪周辺は、時計製造産業など、
精密機器を扱う中小企業が多く発達しているところです。
昨年2014年は、日本・スイス国交樹立150周年記念の年でしたが、
スイスと諏訪地方の共通点は、時計、高原の風景、澄んだ水や空気、風土、
いくつもの共通文化があるように思います。
とくに、冬の諏訪湖(Suwako)は美しい。
今年も白鳥の飛来があり、野生の鴨も近くで見ることができました。
諏訪湖の背景は山々のシルエットで囲まれ、日本一の富士山も望むことが出来ます。
よく知られている御神渡り(Omiwatari)は、湖面が全面氷結して
ある程度の厚さに達すると、昼夜の気温差によって膨張と収縮をして起こる自然現象。
諏訪湖面上に大音響とともに亀裂が入り、氷がせり上がります。
御神渡りが現れた年の冬には、無形民俗文化財に指定されている神事が湖畔で行われ、
冬のワカサギ釣りや、夏の花火大会、鮮度のよい豊富な温泉で休息もとれるでしょう。
七年に一度の大祭、御柱祭(Onbashira-sai)は迫力満点、来年2016年に決まりました。
近くに八ヶ岳、蓼科高原、霧ヶ峰、少し足を伸ばすと上高地もあり素晴らしい風土。
東京オペラシティで開催中の「スイスデザイン展」もおすすめです。
SWISSDESIGN 2015.1.17sat – 3.29sun